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2024.08.15

釣り・グレ

どうすれば撒き餌と刺し餌が合うのだろう


撒き餌と刺し餌が合わないと、今のグレは釣れない。
それは分かってもらえたと思う。
では、次の段階として、具体的にどうすれば撒き餌と刺し餌を合わせることができるか という説明に移ろう。
「根本的にいうとな、撒き餌の方が速く流れるんや。
だから基本的に撒き餌は仕掛けの後ろに入れる」


「流れるのが速い撒き餌に追いかけさせる」
〇撒き餌の方が速く流れる
現状を見る限り、撒き餌の投入点をはっきりさせている釣り人は少ない。
なんとなく足元に、その辺りへ適当に、とにかくウキの頭に、、、。
そんな釣り人が大半のように思える。
なぜそこへ撒き餌を入れるのか尋ねても、明確な答えは返ってこない。
当然、頭の中ではっきりしたイメージも出来ていない。
その彼らに突然、撒き餌と刺し餌を合わせなければならないといっても、
具体的な方法が全く分からない。
どうすれば、分かりやすく説明できるだろう。
松田はこう言った。 「基本的に撒き餌は仕掛けの後ろに入れる」
同じ水深で同じ流れに乗っているとしたら、鈎もハリスもウキもない撒き餌の方が 鈎もハリスもウキも引きずっている刺し餌より速く流れる。
したがって、同時に同じところへ投入すると、撒き餌の方が速く流れるから 仕掛けが馴染んだ時には先に行ってしまい、刺し餌とは外れている。
だから慣れるまでは、特に潮が速いときは、必ず仕掛けの後ろに打つ。
それも、仕掛けがピシャっと張ってから。
松田はそう言った。
「でないと、先に撒き餌が流れると、グレはそっちに行く。
それでは絶対に食わん。 よっぽどグレの数が多くない限りはな」
逆に、食わないようにしているのと同じとも付け加えた。

〇撒き餌を上から下までつなぐ
よっぽどグレの数が多くない限りはなー松田のこの言葉に、グレ釣りの現状を垣間見る思いがする。
過去において、少々狂っても食っていたのは、やはりグレの数が多かったからなのだろう。 しかし、今はそうではない。
撒き餌が通り過ぎたあとから刺し餌が流れてきても、グレは刺し餌を食わない。
ウキ下と撒き餌の位置をちゃんと計算できているときは、すぐその事実に気づき、修正してやり直す。 ところが、釣り始めて間もないときは、まだ計算できてないことが往々にしてある。 ウキ下も、2ヒロか2ヒロ半か、それとも3ヒロかが分からない。
そのときは、撒き餌を上から下までつないでしまう。
浅ければ、2、3回打つと撒き餌はつながる。
深ければ4回、5回と増やす。
それで釣れなければグレはそのタナまで上がってきてないし、 数も少ないのは間違いないと判断する。 そしてウキ下を深くする。 ただし、ウキ下が深いと、撒き餌がそこまで沈むのに時間がかかる。 その時は先に撒き餌する。すると合う時間が長くなる。
〇どこで合わせてもエエわけやない
刺し餌と撒き餌を合わせないとグレは釣れないのなら、とにかく刺し餌と撒き餌を合わせさえしたら、グレはいくらでも釣れるのか?
逆も真ならず。
垂直方向で考えれば、それは分かりやすい。
グレが3ヒロまでしか浮いてこないのに、いくら1~2ヒロで合わせても釣れるはずがない。 水温が下がってグレの活性が落ちると、住み家からいくらも出てこない。
そうなると、グレの住み家に近い4ヒロ下、5ヒロ下で合わせないといけないのは明白だ。
水平方向にもそれはいえる。
いくら撒き餌が流れているからといって、グレの住み家があるシモリから5mも10mも離れたところを流しても意味がない。
グレはシモリから2mも出ていかないのだから。
海底の様子が分からず、グレの住み家がどこにあるか全然わからないのなら、手前から順に探ってゆくしかないだろう。
ウキ下を深くしながら、それでも刺し餌と撒き餌を合わせることは欠かせない。
潮目にしてもそうだし、流れがカーブする地点もそう。
グレのポイントと思しき地点を攻めたいのなら、必ずそこで合わせなければならない。

〇松田の杓使いには様々なパターンがある

潮が横に流れているときは、撒き餌を仕掛けの後ろに横撒きする
(オキアミだけの撒き餌ならそれがやりやすい)
ただし、刺し餌が左右に振られるときは、縦撒きの方が合わせやすいといえる。
そのほか、風が強いときは杓を低い位置で振ったり、
オキアミを固まりにして投入したりする。

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