2024.08.01
釣り講座
才能は1%、99%は努力や

さっそくですが、この画像わかりますか? 1997年に出版された「釣ってなんぼや」という会長の本なのですが 今から21年前に出版されており、結構昔話?と思いきや、読んでみると 全くそんなこと無いんです。 今の時代を知っていたかのような本、 誰でも理解できる、実際に実践したくなる話が盛りだくさん。 残念ながら今はもう出版されておらず、この本を持っておられる方は本当に宝物だと思います。
10年前、20年前と比べて、グレは明らかに釣りにくくなっている。
そんな状況を踏まえて松田稔は言う。
「人間を知っている親から生まれたグレは、少しは進化している。 それを認識することからスタートする。 そんなことはないと否定すると、前には進まない。」
今の磯で、10年前、20年前の感覚が通用することはめったにない。
なのに昔はグレが多かった、ハリス3号でもどんどん食ってきたと懐かしんでも仕方ない。 自分が旧態依然とした釣り方をしておきながら、釣れないのはグレが少なくなったせいにする。 そんな釣り人のなんと多いことか。
グレの絶対数が減っていることは確かだ。
それに伴って習性も変化している。
それも含めてグレは変わってきた、 それに対応して人間も変わらなければならない。 生物学的には所詮魚なのかもしれない。
1尾のグレが経験したことが、次の世代に伝えられるとは考えられない。
だが、鈎の怖さを知るグレが増えているのも間違いない。
現実として、グレの警戒心は年々強くなっており、釣りづらくなっている。
それならば、それに即した釣り方をしなければグレは釣れない。
大切なのは目の前にある現実であって、釣りやすかった遠い過去ではない。
「だから、人の言う事には耳を傾けろ、ただしそれを取り入れるか取り入れんかは別や」 本は参考書でしかない。それが会長の考え方だ。
「いくら参考書通りにしても、コギャルはついて来んやろ」
マニュアル通りにナンパしたってギャルは落ちないのと同様、参考書通りにやっても グレは釣れない。 自然を取り巻く環境は不確定要素が非常に多く、
自分が今、目の前にしているのと 全く同じ状況に出くわす確率は限りなくゼロに近い。 しかもたった今釣り上げたばかりのグレは、そのグレにしか通用しなかった釣り方だったかもしれない。
だったら、次に釣りたいと思うグレに対しては
また新しい釣り方を考えないといけない。
だから知識はいくらあってもいい。それも、多ければ多いほどいい。
~「釣ってなんぼや」より引用~
これが29年前に会長が思っていた事。
これから少しずづ会長の参考書を皆様にお伝えしていきたいと思います。
全ては釣り人の為に